Martin D-45
【ヤフオク落札商品 2014年10月頃】
正確な落札価格は忘れてしまいましたが、送料込みで50,000円弱で入手した記憶がございます。
エレキ(ソリッドギター)と異なり、アコギ(アコスティックギター)のコピーは存在しても、レベルが低くすぐにそれとわかるような代物ばかりでしたが、ところが最近では”コピー精度”はグッと上がってきているようです。もちろん製造元は中国 … 私はいつも”中華風味”と表現させて頂いて居ります。
Chartin D-45
こちらは D-45 のコピーですが(私は “Chartin D-45” と表現しています。)、正面から見ただけではちょっと見では判別がつきませんね。遠目ですので細かいところの精度は判りませんけど、ホールからネック周辺にまで綺麗にインレイ処理されています。ぱっと見た目で不自然なところは見受けられません。
音楽喫茶や酒場の壁のディスプレイとしては、とても良いものだと思います。(暗がりですから細部までの判断ができないから … )
下はヘッドですが、ロゴのインレイが細部では汚いですし、字体が明らかに異なり、またロゴが全体的に太くみえます。そしてヘッド裏を見ると … ダイヤモンドヴォリュートもしっかり付いていますが、その役目を果たしているかは分かりません。使用されている材も安っぽいし、ペグも”シャーラータイプ”ではなく、ペグのバック(中央)が膨らんだ”昔のグローバー”みたいなタイプが使用されています。
サウンドホール内には Martin社の焼印やシリアルまで入っています。最近はレーザーで焼き印を入れるようですから、かなり精巧なもが焼かれています。勿論、”鉄板”の「紙の証」も付いていますよ。
さらに内部を注視してみると、ブレージングの組み方が怪しい … 切れ端を適当に組んだようなところもあり、材質も一定していないようですね。
これまで上げた所見はほんの一例なので、”ここで挙げている相違点”を克服(修正)しているもの(製品)もあるかもしれません。とにかく中華製品の偽物は日々進歩し続けていますからね。
実際のサウンド(音)は、本物とは全く異なるものでしょうけど … しか〜し、そのサウンド(音)はちょっとしたモノで「新弦」に張り替えたばかりの時には、「驚くほど良い音」を出してくれます。(私には聞き分ける感覚があると思いませんがね。)これではネットで本物だと言ってつかまされてしまえば、泣き寝入りするしかありません。「D-45」ともなれば高額ですので、こんなのをつかまされた日には泣くに泣けません。
* 何度も書きますが、私の所有するギターは支那製の偽物です !!
My Guitar Collection からの画像
時間があればもう少し細部にわたっての画像を掲載する予定ですので、暫くお待ち下さい。
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