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第8回 『ホワッツ・シェイキン』エリック・クラプトン&パワーハウス

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2014070900047_1 自叙伝『クラプトン』ではなぜか触れられていないのだが、1966年春、ブルースブレイカーズのアルバム制作と前後してエリック・クラプトンは、パワーハウスというプロジェクト名義のレコーディングを行なっている。メンバーはクラプトン=ギター、スティーヴ・ウィンウッド=ヴォーカル、ジャック・ブルース=ベース、ポール・ジョーンズ=ブルースハープなど6人。ただし、正式なバンドではなく、アメリカのレコード会社エレクトラがイギリスでの本格的業務開始にあたって企画した、いわゆるサンプラー・アルバムのために組織されたスペシャル・ユニットだった。メンバーの推薦など、中心になって動いたのはマンフレッド・マンのメンバーとして活躍していたポール・ジョーンズだったといわれているが、アルバム・ジャケットでのクレジットはエリック・クラプトン&ザ・パワーハウス。『ウィズ・エリック・クラプトン』の発表を前にして、すでに彼は、ロンドンの音楽界でそれだけの評価を獲得していたわけである。

彼らがこのアルバムに提供したのは、のちにクリームのヴァージョンで広く知られることとなる《クロスローズ》、ポールのオリジナル《アイ・ウォント・トゥ・ノウ》、メンフィス・スリムの《ステッピン・アウト》の3曲。いうまでもなく《クロスローズ》は、クラプトンが深く傾倒していたロバート・ジョンソンの《クロス・ロード・ブルース》をもとにしたもの。このとき彼は《トラヴェリング・リヴァーサイド・ブルース》も候補にあげていて、二つの曲の歌詞をミックスさせるスタイルは、リフを強調するアレンジとあわせて、この時点で固まったようだ。ただし、パワーハウス版《クロスローズ》は2分強と呆気ないほど短く、ソロもないのだが、インストゥルメタンル《ステッピン・アウト》ではスピード感のあるソロをたっぷりと聞かせている。

アルバムにはほかに、ラヴィン・スプーンフル、ザ・ポール・バターフィールド・ブルース・バンド、アル・クーパー、トム・ラッシュの曲が収められていた。クラプトンは、クリームの《テイルズ・オブ・ブレイヴ・ユリシーズ》を書いたときラヴィン・スプーンフルの《サマー・シン・ザ・シティ》から刺激を受けたと語っているし、バターフィールド・ブルース・バンドとアル・クーパーはボブ・ディランとも深く関わった男たちでもあった。また、パワーハウスにはジンジャー・ベイカー(ドラムス)の参加も検討されたらしく、いろいろな意味で、クリーム結成直前のクラプトンを記録した、貴重な音源といえるだろう。

ページ制作にあたっての言い訳

まずもって、この個人作成のページは dot. に掲載されたものを、”無断(転載)掲載する記事”であることをお断りしておきます。
私は Eric Clapton のファンであり、1960年代より個人的趣味で音楽を楽しんできた一人として、非常に貴重な資料と思い私の拙いウェブサイトの一角に記したいと思い「無断転載」をしました。著者であります大友氏、関係各位の了承は得てありませんが、日本でも有名なロック・アーティスト … エリック・クラプトンを広く多くの方々の記憶に留めて欲しくてこのようなページを作りました。
非常に第1回〜62回と”長編掲載”になりますが、多くの方にお楽しみ頂ければ幸いです。

プロフィール

大友 博(おおとも・ひろし)
1953年東京都生まれ。早大卒。音楽ライター。会社員、雑誌編集者をへて84年からフリー。米英のロック、ブルース音楽を中心に執筆。並行して洋楽関連番組の構成も担当。ニール・ヤングには『グリーンデイル』映画版完成後、LAでインタビューしている。著書に、『エリック・クラプトン』(光文社新書)、『この50枚から始めるロック入門』(西田浩ほかとの共編著、中公新書ラクレ)など。

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