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第2回 サニー・ボーイ・ウィリアムソン&ザ・ヤードバーズ

ページ下部より YouTube 動画を見ることができます。

2014060200035_1「兄」として接していた叔父の影響もあって、エリックは物心がついたころから、さまざまな形で音楽の魅力に触れていた。また、生い立ちの秘密と複雑な家庭環境を知ったのは、いわゆる「ロックンロール誕生」とほぼ同時期である。彼もまたその熱気を感じとったはずであり、やがてそれが、ブルース音楽への興味と関心につながっていくこととなった。はっきりと意識していたかどうかはわからないが、音楽は、群れることを好まなかったという少年にとってある種の救いでもあったようだ。そして、ごく自然な流れとして、エリックはギターを手にする。

最初のギターは、1958年、13歳の時に祖父母に買ってもらった中古のアコースティック・ギターだった。2本目もアコースティック。この時期、独学でブルースやロックンロールの基本をマスターした彼は、17歳のとき、最初のエレクトリック・ギター(ギブソンやグレッチを意識した安価モデル)を入手。その後いくつかのグループに参加して腕を磨いていったエリックは、63年秋、アメリカの黒人音楽を追究するバンド、ザ・ヤードバーズに迎えられている。ギターを弾きはじめてからわずか数年で、ローリング・ストーンズと比較されることも多かった将来性豊かなバンドのリード・ギタリストとなったのだ。

その直後の12月、ヤードバーズは、アメリカン・フォーク・ブルース・フェスティヴァルの一員として渡欧したブルースマン、サニー・ボーイ・ウィリアムソン(ライス・ミラー)のロンドン公演でバックを務めている。そこで残された音源が65年暮れにアルバム化されていて、録音順でいうと、結果的にこれがクラプトン初の公式作品となった(ジャケットには、彼の脱退後、ジェフ・ベック在籍時の写真が使われているのだが)。

ロンドンの音楽シーンでは早くも注目の存在となってはいたものの、なんといっても、彼はまだ18歳。緊張と興奮は、半端なものではなかったはずだ。アルバム全体から、ベーシックなプレイで懸命に伝説的ブルースマンのバックを務めようとしている様子が伝わってくるが、いくつかの曲で個性的なソロも聞かせている。とりわけ《23アワーズ・トゥー・ロング》は、完成の域に近づいているという印象だ。

クラプトンもそれなりの手応えを得ていたはずだが、このライヴに関しては見逃すことのできない、興味深いエピソードが残されていた。

65年春に53歳で亡くなる少し前、サニー・ボーイは、彼が活動拠点としていたアーカンソー州ヘレナにやって来た若い白人バンドとセッションしたあと、こう語ったという。「ロンドンで俺のバックに雇われた連中はブルースが大好きみたいだったけど、演奏はひどかった。お前たちは、いい」

じつは、南部出身のドラマーと4人のカナダ人から成るこのバンドこそが、数年後、激しくクラプトンを衝き動かすこととなるザ・バンドの前身だったのだ。

ページ制作にあたっての言い訳

まずもって、この個人作成のページは dot. に掲載されたものを、”無断(転載)掲載する記事”であることをお断りしておきます。
私は Eric Clapton のファンであり、1960年代より個人的趣味で音楽を楽しんできた一人として、非常に貴重な資料と思い私の拙いウェブサイトの一角に記したいと思い「無断転載」をしました。著者であります大友氏、関係各位の了承は得てありませんが、日本でも有名なロック・アーティスト … エリック・クラプトンを広く多くの方々の記憶に留めて欲しくてこのようなページを作りました。
非常に第1回〜62回と”長編掲載”になりますが、多くの方にお楽しみ頂ければ幸いです。

プロフィール

大友 博(おおとも・ひろし)
1953年東京都生まれ。早大卒。音楽ライター。会社員、雑誌編集者をへて84年からフリー。米英のロック、ブルース音楽を中心に執筆。並行して洋楽関連番組の構成も担当。ニール・ヤングには『グリーンデイル』映画版完成後、LAでインタビューしている。著書に、『エリック・クラプトン』(光文社新書)、『この50枚から始めるロック入門』(西田浩ほかとの共編著、中公新書ラクレ)など。

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