MS-06 ZAKU Ⅱ
・ MS-06S ZAKU Ⅱ(シャア専用)
アニメ『機動戦士ガンダム』に登場する「シャア専用ザク」に、『ガンダムセンチュリー』や『MSV』などでの設定が付加されたもの。主に中隊長以上の士官に配備されたためにこの名称で呼ばれ、中隊長用、士官用などとも呼ばれるほか、型式番号の「MS-06S」からS型とも呼ばれる(機体名に関しては#名称を参照)。
・ MS-06J ZAKU Ⅱ(量産型)
陸戦型ザクII(りくせんがたザク・ツー、GROUND TYPE ZAKU II)は、「ガンダムシリーズ」に登場する架空の兵器。有人操縦式の人型ロボット兵器「モビルスーツ」 (MS)の一つ。初出は、1979年放送のテレビアニメ『機動戦士ガンダム』。
作中の敵側勢力である「ジオン公国軍」の主力量産型MS「ザクII」の改修機で、宇宙用の装備を取り除いた陸戦仕様機。「地上用」とも呼ばれるほか、型式番号の「MS-06J」から「J型」とも呼ばれる。正確には、『機動戦士ガンダム』本放送当時は通常のザクIIとの区別はなく、「陸戦型」という設定は後年発表された資料やプラモデル(ガンプラ)などの商品で次第に確立していった。
・ MS-06R-1A ZAKU Ⅱ(シンマツナガ専用)
『MSV』の文字設定が初出。シン・マツナガがルウム戦役の功績で中尉に昇進すると同時にC型から機種転換している。左肩のスパイクアーマーと頭部を白く塗装し、「白狼」のエンブレムと文字を右肩のシールドに描いている。ゲーム『機動戦士ガンダム ギレンの野望』でもこれを踏襲し、他の部分は通常のザクIIの塗装のままとされた。
漫画『MSV-R 虹霓のシン・マツナガ』では、ルウム戦役直後の哨戒任務や戦勝パレードの際に使用されるが、すぐにFS型に乗り換えている。
漫画『ガンダムパイロット列伝 蒼穹の勇者達』では、地球降下作戦参加時は全身が白を基調に塗装されている。
・ MS-06R-1A ZAKU Ⅱ(エリック・マンスフィールド専用)
『MSV-R』に登場。ジオン公国防空本部所属のエリック・マンスフィールド少佐(当時)が搭乗する機体。のちのR-1A型同様、パーソナルカラーの濃淡グレーで塗装されている(塗り分けは異なる)。頭部バルカン砲のうち2門を閉鎖して、弾丸の搭載量増加の改造を施している。
機体が初期生産型であるため、エンジントラブルが多発。代替機のF型での出撃が多く、06R-1Aへの早期の機種転換の主因となっている。